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2.審査の違い

画像46消費者金融業者とクレジットカード会社の審査基準には大きな違いがあるように思います。特に貸金業規制法改正前の時点ではその違いは顕著でした。

クレジットカード会社の審査基準といってもクレジットカードとキャッシング専用カードや融資事業の審査では同じクレジットカード会社でも大きく違います。もちろん融資関連の審査基準が厳しいことは当然です。
クレジットカードにはキャッシング機能がありますが、あくまで付加価値であり利用枠も少額であるためショッピング利用を前提として審査を行っています。クレジットカード会社の系列にもよりますが、パート・アルバイトでも発行されるクレジットカードは少なくありません。

それに比べ融資事業(カードローン、無担保融資)の審査基準は厳密で、家族構成などの状況から生活費を推定し年収から差し引くことで、返済可能な金額を推定して融資額を決定します。クレジットカード審査ではそこまで厳密に利用枠の算出は行いません。利用枠10万円のクレジットカードを発行するのであれば、月10万円の収入でも支払い可能だからです。
融資の審査が厳密な理由は、基本的に「お金がないから申し込みをする」という考えが根底にあるからです。しかも資金使途が自由な場合が多く、生活費や他社の返済に使われるリスクもあります。

クレジットカード会社の融資事業と消費者金融業者の審査を比較するとどうでしょうか。どちらも同じ融資ですが、金利ではクレジットカード会社のほうが全体的に低い設定となっています。クレジットカードのキャッシングは金利が高いのですが、融資専用商品に関しては銀行より高く、消費者金融より低いというのがクレジットカード会社(信販会社)の金利でした。
 したがって金利では最も高い消費者金融業者の審査基準が最も低いことになります。金利と審査基準は反比例するのが鉄則です。なぜかというと金利が高ければ貸し倒れが多くても利益でカバーできますし、そもそも金利が高い上に審査が厳しければ誰も借りません。必然的に反比例しているのです。

審査に関してはもうひとつ要素があり、個人信用情報機関の違いが審査に大きく影響しています。消費者金融業界の個人信用情報機関である全情連は、過去において加盟会社を消費者金融業者に特定する排他的な制度で加盟会員を募集していました。
そのため会員の情報は消費者金融業者内に限られており、クレジットカード会社でいくら残高が多くても、消費者金融での利用が初めてであれば審査が通ったのです。
クレジットカード会社も同様で消費者金融業者での利用状況はほとんどわからない状況で審査していました。このことが多重債務者の増加を招いた一因となったのは間違いありません。

貸金業規制法の改正により、法施行後は審査基準に差がなくなることが予想されます。なぜなら金利と審査基準の反比例の法則により金利が同じ場合には審査基準も同じになること、総量規制(年収の1/3までの貸付制限)と指定個人信用情報機関の設立により、全ての貸金業者の会員情報が共有されることが理由として挙げられます。
今後、少なくても2010年までには消費者金融業者とクレジットカード会社の金融商品には差がなくなり、純粋にサービスでの競争になることでしょう。