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評価 評価3

1.商品の選び方

画像51消費者金融の商品にいくつか種類がありますが、その商品特性を理解して適切な利用をすることを心がけましょう。

◆カードローン

カードローン、キャッシング・カードなどといわれる商品はクレジットカードのキャッシング機能だけを抜き出したカードであるといえます。
カードローンを利用する場合は短期、1回払いを心がけましょう。1回払いであれば18%の金利でも5万円の借入で1ヶ月の金利負担は739円です。しかし、元利金等払いのリボルビング支払いでは支払利息総額は2,377円となり3倍以上支払うことになります。借入金額が大きく、支払い期間が長くなるほどその差額は大きくなります。
カードローンでの支払い原則は1回払いということが理解できたと思います。

◆証書貸付(フリーローン)

フリーローンは資金使途自由であるためカードローンと同じような金利体系ですが、低金利のカードローンはフリーローンよりはるかに低い金利の場合があります。この場合は追加借入を行わない条件でカードローンの利用をお勧めします。
資金使途自由な証書貸付を利用するケースはカードローンが普及してから減少しているのではないでしょうか。そもそも資金使途が証明できない生活費や他社への返済に充当するケースが多くリスクも高い商品ですが、利用者としては使い道が限定されない便利な商品でもあります。
証書貸付がカードローンに比べメリットがあるとすれば、簡単に追加融資ができないことと分割払いで支払いの終了が明確である点です。駆りやすくて金利負担が増えることが心配な方は証書貸付を利用しましょう。

◆証書貸付(目的ローン)

資金使途がはっきりしている場合には、目的ローンを最優先で利用することを心がけましょう。目的ローンにはオートローン、教育資金、増改築資金などいろいろありますが、基本としては消費金融業者に申込む前に、銀行などの低金利商品に申込むのが前提です。
教育資金は低金利商品が多く公共機関でも貸付しています。またオートローンはクレジットを利用したほうが負担手数料をおさえられる場合もあります。
消費者金融を最終的に利用する場合には金利のチェックが重要です。少しでも低い金利で短期利用することが金利負担を少なく抑えることができます。

◆担保ローン

担保ローンは特殊な融資商品です。大きく分けて不動産担保ローンと有価証券担保ローンがありますが、住宅ローン以外で不動産担保ローンを利用するのはお勧めできません。不動産が自宅であった場合自宅を失うリスクもあり、不動産や抵当権に関する知識がなければ不利な条件での貸付が行われても防ぐことができません。消費者金融業者の不動産担保ローンはリスクほど低金利ではありません。
有価証券担保ローンは担保品を失ってもよいという前提であれば、金利も低く利用する価値はあります。ただしなるべく流通価格の変動を考え資産価値の50%以下での借入をしましょう。万一の場合でも借入額が少なければ有価処分を処分後に余剰金が戻る可能性があります。